確定申告のススメ

2024年01月16日

 

 こんにちわ。FPの金蔵(きんぞう)です。 

 いよいよ来月16日から確定申告のシーズンが始まりますね。私も長らく確定申告とは無縁のサラリーマン人生を送ってきましたが、数年前に妻が出産して高額の医療費がかかったことで、e-taxを使って、初めて医療費控除にトライしてみました。

 入力はそこそこ手間なのですが、最後に表示された還付金の金額をみてビックリ。結構な額を取り戻せました。


 日本のサラリーマンの大多数は、毎月の給与天引きと年末調整だけで納税が完了してしまうため、自分が年間いくら税金を納めているか知っている人はほとんどいません。

 しかも、住民税の税率が10%の定率で、人によっては所得税より多く徴収されていることに気づいている方はどれくらいいるでしょうか。


 最近ではふるさと納税がかなり一般的になり、少しでも税金を取り戻そうという意識を持つ方は増えたのはとてもいいことですね。

 寄付した自治体が5団体以内であれば、ワンストップ特例制度により、確定申告は不要となりますが、特例を使わずに、敢えてご自分で確定申告をやってみることを強くオススメします。


 マイナンバーカードとスマホがあれば、e-taxで簡単にご自宅から申告できますし、ほとんどの証明書類も添付不要になっているのもありがたいですね。

 しかも、ワンストップだと住民税から控除されるのは、翌年の6月の給与からですが、確定申告するともっと早くお金が直接返ってくるのもメリットです。


 会社に頼らず、自分で手を動かして確定申告することでお金を取り戻す。日本の社会保険や税制はキホン、自分から申請しないと役所は何も教えてくれないので、受け身の姿勢から抜け出す事が大事です。

 特に定年後は、今まで会社におんぶにだっこだった処から否応なく卒業させられる訳ですから。e-taxの使い方など、確定申告で何かお困り事があれば、遠慮なくご相談ください。