【求ム!】手数料引き下げ競争

2024年01月29日

 

 こんにちわ。FPの金蔵(きんぞう)です。

 昨日ブログでお伝えしたeMAXIS Slim 先進国債券インデックスですが、年間に支払う手数料(信託報酬)は、0.154%と同じ債券カテゴリーの他の商品と全く同じ水準です。

・ニッセイ外国債券インデックスファンド(純資産263億円) 0.154%


 SP500やオルカンなど株式の投資信託では、昨年から手数料引き下げ競争が過熱していましたが、債券分野にはその波がまだ来ていないようです。

 しかし、日本の個人投資家もだんだん目が肥えてきたようで、運用コストが高い投信にはお金が集まらず、逆に資金が流出するようになりました。


 ご参考までに、eMAXIS Slim 先進国債券インデックス の月次での資金流入額は下のグラフのように順調に伸びています(出典:SBI証券)。



 逆に、同じカテゴリーで二番手の三井住友・DC外国債券インデックスファンド(純資産858億円)の手数料は0.231%と割高なため、直近資金が流出しています(出典:SBI証券)。



 経験を積んだ賢い個人投資家のお金がどんどん運用コストの安い商品に流れ込むことで、手数料が引き下げられ、更に多くの資金を集めることになる。

 このいい循環が日本の金融市場を成熟化させていくのだと思います。

 そのためにも、外国債券の投信にも、手数料引き下げ競争が起きることを切望します。


 ちなみに、世界で最も進んだ金融市場をもつアメリカでは、同じ債券カテゴリーに、バンガード・トータル債券市場ETF(ティッカー:BND)という超人気ファンドがあり、その純資産額は1040億ドル、日本円で15兆円という規模にも達しています。

 しかも、手数料は0.03%という破格の安さで、スリム先進国債券インデックスの五分の一以下。

 数十年後から振り返ったら、2024年は間違いなく日本の投資元年になるでしょうが、早くこういった水準まで追いついていきたいものです。

 

2024年は日本の投資元年
2024年は日本の投資元年
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