投資に対する意識の変化

こんにちわ。FPの金蔵(きんぞう)です。
皆さんは会社や個人で確定拠出年金やられていますか?最近すっかり新NISAに押され気味ですが、個人的には確定拠出年金(企業型DC/イデコ)はとても優れた資産形成の手段だと思います。
理由として、毎月一定額を自動的に積み立てられ、一定の年齢まで引き出せないので、半ば強制的に数十年単位の長期投資できる点が挙げられます。
しかも、NISAにはできない、投資対象の入れ替え(スイッチング)できる点を気に入っていて、2020年のコロナショックに伴う株価急落の際には、債券から株式の買い替え→株式から債券の買戻しで、かなりの金額を利益確定することができました。
そんな確定拠出に関して、気になる記事が先日ありました。「確定拠出年金の運用、株式投信初の5割 預金偏重に転機(2024/1/14日経新聞見出し)」
運用益が非課税という非常に大きなメリットがあるにも関わらず、元本確保志向から、低金利の定期預金等で長年運用されていたお金がようやく株式へ流れ始めたみたいです。投資に対する意識の変化という意味でとても良い傾向だと思います。
株式への投資が個別銘柄の短期売買といったギャンブル的な要素の強いものから、投資対象が分散された投資信託を通じた長期投資へと変わっていくことは、今後日本人の資産形成に大きなインパクトを与えるでしょう。
確定拠出では投資対象の運用比率も自由に設定できるので、まずは少ない割合でも株式を組み入れて、長期的にどういったメリットがあるのが実感してみてはいかがでしょうか。
加入当初に設定した投資対象のまま放置せず、ご自分の確定拠出の運用状況を一度確認されてみることをまずはおススメします。
制度の仕組みや運用商品の選定等、ご不明な点はご遠慮なく私までお問い合わせください。