【資産防衛】沈みゆく国で生き残るために

こんにちわ。FPの金蔵(きんぞう)です。
ついに日本のGDPが世界4位に転落しましたね。
今後、少子高齢化が進むにつれ、加速度的に、世界での日本の地位は下落し、日本人はどんどん貧しくなっていくでしょう。
国の力が落ちていくのはしょうがいないとして、個人として生き残っていくために、どうすればいいか?
ズバリ、「国境を超える」ことに答えがあると思います。
既に日本の大手企業は、製造業をはじめ、本来国内が主戦場であるはずの住宅メーカーや小売流通業でさえ、国内に見切りをつけて、海外進出を加速しています。
日本製鉄のUSスチールの買収、積水ハウスの米国ハウスビルダー買収など、閉塞した国内から、海外へ活路を求めて出ていくのはもはや当たり前の出来事です。
現在の日本の株高も、海外でしっかり外貨を稼いだ企業の利益が円安で膨れ上がっていることに一因があるのでしょう。
海外永住者もここ数十年増え続け、約60万人弱の日本人が海外で暮らしています。
また将来を見据えて、子どものために、海外への教育移住を選択する富裕層も増えてきています。
YOASOBIなど、エンターテイメント業界も海外進出に余念がないですね。
たとえは悪いですが、特殊詐欺グループですら、拠点を海外に移して活動しています。
ただし、我々一般庶民は、そう簡単に「国境を超える」ことができません。
では、どうすればいいか?
答えは、お金に国境を超えてもらうことにあります。
今や、ネット証券などで、簡単に海外投資できる時代ですから、国内の銀行口座に塩漬けになっているお金を、自分の代わりにどんどん海外へ送り出してやる。
経済成長する国で、自分のお金が自分の分身として、バリバリ働いてくれる訳ですね。
私が資産運用する上において、重視している数値が、全資産に占める外貨の割合(=外貨比率)です。
コロナ前は50%程度でしたが、株価上昇と円安で、今や80%を超えています。
円安の反動で訪れるかもしれない円高に備えて、海外投資のペースを少し遅らせようしていましたが、最近の日銀幹部の発言からすると、当面円高はなさそうです。
国の借金もここまで膨らむと、利払いで金利上昇が命取りになりますから、そう簡単に利上げはしないでしょう。
最終的には、数か月分の生活防衛資金を除いて、すべて外貨でもいいかなと思い始めています。
※投資はくれぐれも自己責任にてお願いいたします!
