【新NISA】ほったらかしの極意

2024年01月23日

 

 こんにちわ。FPの金蔵(きんぞう)です。

 今年から新NISAが始まりましたが、数年前から旧NISAでの投資を始めたことで、気づいたことがあります。

 それは、ズバリ「投資はほったらかしがいい」ということです。


 以前のブログでもお伝えした通り、現在我が家では、奥さん、子ども、母親含め、複数のNISA口座で資産運用していますが、口座をチェックする回数と運用成績がきれいに<反比例>になっています。

 具体的には、自分>母親>奥さん>子どもの口座順に証券会社のサイトの訪問頻度が高いですが、運用成績は、逆に子ども>奥さん>母親>自分になっています。


 なぜなら、チェックする頻度が高いほど、目先の数字に惑わされて、ついつい余計な売買をしてしまうということです。

 私は基本<逆張り>好きなので、相場が最高値更新と聞くと、つい売りたくなりますし、最安値更新と聞くと買いたくなります。

 昨年末の上げ相場では、私の旧NISA口座では、つい利益確定の売りをしてしまい、ここ最近の最高値のチャンスを逃してしまっています。逆に全くほったらかしの子どものジュニアNISAでは、しっかり利益を積み上げています。


 証券会社のサイトを開くだけでも、次々に出てくる新商品のバナー広告や今後の相場予想といった記事が目に飛び込んできますね。彼らにしてみたら、頻繁に売買してもらって、手数料を稼がなければ業績が上がらないということです。

 昨年亡くなった株好きの父から、証券会社の営業マン曰く、「売買しない客は客ではない」という言葉を聞いたことをふと思い出しました。日本に長期投資が根付くのはもう少し時間がかかりそうです。


 私たちの時間は無限ではありません。投資に回す時間があったら、体を動かしたり、子どもと遊んだり、趣味に没頭した方がいいですね。

 新NISAでは、ある程度の運用規模がある定番の投資商品(米国株式や全世界株式など)を一度決めたら、あとはひたすら毎月自動積立にして、ほっておくことをおススメします。

 それがシンプルな様で、最強の投資術ですから。

 どうしても値動きが気になるようであれば、気にならない金額でスタートしてみてください。 


限られた時間をどう使うか
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